Premiereの使い方をお探しですね。
Premiere Proをパソコンにインストールして開いてみたものの、画面に並ぶ無数のパネルや見慣れない専門用語に圧倒され、「何から手をつければいいのか全く分からない」と悩んでいませんか?
この記事では、動画編集に初めて挑戦する初心者の方に向けて、Premiere Proの基本的な使い方と実践的な操作手順を完全網羅して解説します。
プロジェクトの立ち上げからカット編集、テロップの挿入、そして最終的な動画の書き出しまで、とりあえず最初の1本を迷わず完成させるための最短ルートをお伝えしますので、ぜひ画面を開いて一緒に手を動かしながら読み進めてみてください。
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Premiere Proで動画編集を始める前の基本概念とワークスペース
Premiere Proを使って動画編集を始めるとき、初心者の方が最初につまずくのが複雑な画面構成と、聞き慣れない専門用語です。
まずは、実際に作業を行う画面である「ワークスペース」の構造と、動画編集の土台となる基本的な考え方を理解しておきましょう。
これが分かっているかどうかで、今後の上達スピードが大きく変わってきます。
Premiere Proの画面は、いくつもの「パネル」と呼ばれる小さな窓で構成されています。
それぞれに役割があるので、まずはこの役割を直感的に理解しておくと、迷子にならずにスムーズに作業できますよ。
画面の構成要素として、初心者の方がまず覚えるべき主要なパネルは以下の4つです。
**・プロジェクトパネル**
使用する動画や音楽、画像などの素材を保管しておく「素材置き場」です。
**・ソースモニター**
プロジェクトパネルにある素材をプレビュー確認して、使いたい部分だけを切り出すための画面です。
**・タイムラインパネル**
動画や音声の素材を時系列に並べて、実際に切ったり繋げたりする「作業台(まな板)」の役割を果たします。
**・プログラムモニター**
タイムラインで編集中の動画が、最終的にどんな映像になるかを確認するためのプレビュー画面です。
また、Premiere Proを扱う上で絶対に理解しておきたいのが「プロジェクト」と「シーケンス」の違いです。
プロジェクトというのは、動画編集の作業全体を包み込む「大きな箱」のようなもので、使用する素材データや編集履歴をすべて記憶するファイルのことです。
一方のシーケンスは、先ほどお伝えしたタイムライン上に作成する「まな板」そのものを指します。
一つのプロジェクト(箱)の中に、用途の違う複数のシーケンス(まな板)を作ることもできるんです。
この構造をあらかじめ頭に入れておくだけで、ファイルの保存場所が分からなくなったり、誤ってデータを消してしまったりするトラブルを未然に防ぐことができます。
素材の読み込みからタイムラインへの配置までの基本操作
画面の役割が分かったら、次はいよいよ実際に動画素材を取り込んで編集の準備を始めましょう。
Premiere Proを起動して「新規プロジェクト」を作成したら、まずは使用する動画ファイルやBGM、画像素材などを読み込む(インポートする)作業からスタートします。
画面左下にあるプロジェクトパネルの空白部分をダブルクリックするか、パソコンのフォルダから直接ドラッグ&ドロップすることで、簡単に素材を取り込むことができます。
このとき注意してほしいのが、パソコン内の素材ファイルがあちこちのフォルダに散らばっていると、後から「メディアオフライン」という赤いエラー画面が表示されて、動画が読み込めなくなってしまうことがあるんです。
そのため、編集に使う素材はあらかじめ専用のフォルダを一つ作って、そこにすべてまとめてから読み込む習慣をつけておくと安心ですよ。
素材の読み込みが完了したら、それらをタイムラインパネルに配置して、編集作業の土台となるシーケンスを作成します。
一番簡単な方法は、プロジェクトパネルにあるメインの動画素材を、タイムラインパネルの空白部分へそのままドラッグ&ドロップすることです。
この操作を行うだけで、読み込んだ動画の解像度(画面の大きさ)やフレームレート(1秒間あたりのコマ数)に合わせた最適なシーケンスが自動的に作成されます。
初心者のうちは、手動でシーケンスの細かい数値を設定しようとすると映像の縦横比がおかしくなるなどの失敗が起きやすいので、この自動作成の方法を活用するのが最も確実です。
動画がタイムラインに配置されると、上段に「V(ビデオ)」という映像のクリップが、下段に「A(オーディオ)」という音声のクリップが帯状になって表示されます。
これがあなたの動画の構成図になります。
タイムライン上部にある青い再生ヘッド(縦線)を左右に動かしたり、スペースキーを押して再生・停止を行ったりしながら、プログラムモニターで映像が正しく表示されているか確認してみてください。
ここまでできれば、いよいよ本格的な動画編集のスタートラインに立ったことになります!
動画のクオリティを決めるカット編集とテロップ・BGMの追加
動画編集の大部分を占めるのが、不要な部分を取り除いて映像のテンポを良くする「カット編集」です。
タイムライン左側にあるツールバーからカミソリのマークをした「レーザーツール」を選択して、クリップの切り離したい部分をクリックすると、映像に切れ目を入れることができます。
不要な部分の前後をレーザーツールで切り離したら、矢印マークの「選択ツール」に持ち替えて、不要になったクリップを選択して削除(Deleteキー)します。
削除して空いてしまった空白部分は、右クリックして「リップル削除」を選ぶと、後ろの動画が自動的に前に詰められて隙間がなくなり、自然な映像の繋がりが生まれます。
特にYouTubeなどの動画では、言葉に詰まっている無音部分を細かくカットする「ジャンプカット」を行うことで、視聴者を飽きさせない見やすい動画に仕上がりますよ。
カット編集で映像の土台ができたら、次にテロップ(字幕)とBGMを追加して動画のクオリティを高めていきましょう。
テロップを挿入するには、ツールバーにある「横書き文字ツール(Tのマーク)」を選択して、プログラムモニター上の文字を入れたい場所を直接クリックしてタイピングします。
入力した文字のフォントや色、境界線(縁取り)などのデザインは、「エッセンシャルグラフィックスパネル」を開くことで細かくカスタマイズできます。
視聴者がスマートフォンなどの小さな画面で見ることを想定して、文字は少し大きめに、そして背景に同化しないよう黒や白の縁取りをつけるのが、読みやすいテロップを作る基本的なコツです。
映像とテロップが整ったら、最後にプロジェクトパネルからBGMや効果音(SE)の素材を読み込んで、タイムラインのオーディオトラック(A2やA3などの下段)に配置します。
ここで注意してほしいのが「音量のバランス」です。
BGMの音量が大きすぎると、動画内で話している人の声が聞き取れなくなってしまいます。
オーディオクリップを選択して、「エッセンシャルサウンドパネル」を使用して会話とBGMの役割を割り当てるか、クリップ中央にある白い横線(ラバーバンド)をマウスで上下に動かすことで、音量を適切な大きさに調整してください。
一般的に、BGMの音量は人の声のボリュームに対してかなり小さめに設定するくらいが、心地よく視聴できるバランスになります。
完成した動画の書き出し手順と作業効率を上げるショートカット
編集作業がすべて完了したら、最後に「書き出し(エクスポート)」を行って、タイムライン上のデータを一つの動画ファイルとして保存します。
Premiere Proの画面左上にある「ファイル」メニューから「書き出し」→「メディア」と進むと、書き出しモードの画面に切り替わります。
ここで最も重要なのが「形式」の設定です。
YouTubeへの投稿や、スマートフォンでの視聴、一般的なパソコンでの再生など、幅広い用途に対応できるのが「H.264」というフォーマットです。
この形式を選択しておけば、汎用性の高いMP4ファイルとして動画が保存されて、画質とファイルサイズの両方を最適なバランスに保つことができます。
ファイル名と保存先となるフォルダを明確に指定して、右下にある「書き出し」ボタンを押せば、パソコンの性能に応じた時間を経て動画が完成します。
これで1本の動画を完成させる基本的な流れは網羅できましたが、今後Premiere Proを使いこなしていく上で、作業効率を劇的に向上させるのが「ショートカットキー」の活用です。
毎回マウスでツールバーのアイコンをクリックしていると、それだけで膨大なタイムロスが発生してしまいます。
最初からすべてのショートカットを暗記する必要はありませんが、特によく使う操作だけでもキーボードで完結させる癖をつけておくと、編集の疲労度が全く違ってきますよ。
初心者の方が真っ先に覚えるべき厳選ショートカットキーは以下の通りです。
**・[ V ] キー**
選択ツール(基本の矢印カーソルに戻す)
**・[ C ] キー**
レーザーツール(カットを行うカミソリカーソルにする)
**・[ Z ] キー(MacはCmd+Z、WinはCtrl+Z)**
取り消し(直前の操作をキャンセルして元に戻す)
**・[ スペース ] キー**
再生と停止
動画編集は、実際に手を動かしながら一つひとつの操作を体で覚えていくのが一番の近道です。
最初は操作に迷うこともあるかもしれませんが、この記事で紹介した基本のワークフローと考え方を意識しながら取り組めば、必ず思い通りの動画を作れるようになります。
まずは完璧を求めすぎず、短い動画で構わないので、読み込みから書き出しまでのプロセスを最後まで通して体験してみてください。
きっと「自分にもできた!」という達成感が味わえるはずですよ。
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